弁護士コラム

【弁護士コラム】浮気の証拠に有効なもの

2022.11.02

大阪市阿倍野区にある阿倍野なみはや法律事務所は、法律問題でお困りの方の“ヒーロー”となります。
「解決の糸口が見つからない」「先行きがわからずに不安」という方の心に寄り添い、最善の解決策をご提案して問題解決のためのゴールを目指します。

法律問題でお困りの方の“不安”を“安心”に変えられるように、ブログを通じて皆様に様々な法律に関わる情報をお届けいたします。
今回は“有効な浮気の証拠”について解説いたします。

慰謝料請求には証拠が必要?

もしも配偶者の不倫(浮気)相手や配偶者本人に不倫の慰謝料を請求したいと思った場合、どのような証拠があれば有利になるのでしょうか?

そもそも慰謝料請求をする場合、必ずしも証拠が必要になるわけではありません。
しかし、不倫をすんなりと認める人はほとんどいないことから、言い逃れを阻止するために、不貞行為があったと確認できる証拠が必要となるのです。
なかでも日付や時間がわかる写真や動画であれば、浮気の期間のみならず他の証拠を裏付ける有力な証拠となります。

不貞行為を証明できる証拠とは?

不貞行為の証拠には、次のようなものが挙げられます。

・配偶者と不倫相手がラブホテルなどに出入りしたことがわかる写真、動画(顔がはっきり写ったもの)
・配偶者がラブホテルで使用したことがわかるクレジットカードの使用履歴
・配偶者と不倫相手の性行為中の写真、動画
・配偶者がラブホテルに滞在していることがわかるGPS移動記録
・配偶者と不倫相手との不貞行為が確認できるLINE、SNS、メールの両者間のやり取り(内容をプリントアウト、撮影、もしくは自分宛に転送しておく)
・配偶者や不倫相手による、不貞の事実を認める音声データ(ただし強引に誘導したり部分的に抜き出したものは、証明力が低くなると考えられる)

なお、夫婦間であってもメールやLINEを覗き見ることはプライバシーの侵害となる可能性がありますが、反社会的手段や著しい人格権侵害を行って証拠を取得したのでなく、また民事事件なのであれば、相手の同意に関係なく証拠能力が否定されることはないとされます。

慰謝料請求の際には専門家に相談することをおすすめします

証拠を手に入れるためには、ご自身が行うほか、探偵に依頼する方法があります。
また、証拠を確保した後は、交渉の進め方や、誰に請求しどのぐらいの額の慰謝料が獲得できるのかについてなど、弁護士に相談されることをおすすめします。

阿倍野なみはや法律事務所様

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