親が亡くなり実家を相続したものの、誰も住む予定がなく空き家になってしまうケースは少なくありません。そのような場合、「空き家になった途端に税金が高くなった」と感じる人もいます。
実際に、不思議に思うかもしれませんが、空き家の管理状況によっては税金の負担が増える可能性があります。
では、なぜそうなるのか。空き家を相続した場合に税金が上がる理由と、負担を減らす方法について解説します。
空き家を相続すると発生する主な税金
まず、空き家を相続した場合には、いくつかの税金が関係します。
代表的なものは次のとおりです。
- 相続税
- 固定資産税
- 都市計画税
相続税は相続財産の総額によって課税される税金であり、実家の土地や建物も評価額に含まれます。一方、固定資産税や都市計画税は、不動産を所有している限り毎年支払う必要があります。
そのため、相続した実家が空き家のまま残っている場合でも、税金の負担は続くことになります。
空き家になると税金が高くなる可能性
空き家を放置していると、税金の負担が増える可能性があります。その理由の一つが、住宅用地に適用されている税制上の優遇措置です。
住宅が建っている土地には、固定資産税が軽減される特例が適用される場合があります。しかし、建物が著しく老朽化しているなど管理状態が悪い場合には、この優遇措置が適用されなくなることがあります。
その結果、土地の固定資産税が大きく増える可能性があります。
また、建物の維持管理が不十分な場合には、自治体から改善を求められることもあります。適切に管理されていない空き家は、周辺環境に影響を与えるおそれがあるためです。
空き家の税負担を軽減する方法
空き家の税負担を減らすためには、早めに活用方法を検討することが重要です。
例えば、次のような方法があります。
不動産を売却する
空き家を売却することで、固定資産税などの維持費の負担をなくすことができます。
賃貸として活用する
空き家を賃貸物件として活用すれば、家賃収入によって維持費や税金の負担を補うことが可能です。
適切に管理する
建物の管理を適切に行うことで、税制上の優遇措置を維持できる場合があります。
このように、空き家を放置せず、早めに対応することが重要です。
相続前に対策を検討することも大切
空き家問題は、相続が発生してから考えるのではなく、事前に対策を検討しておくことも大切です。
例えば、親が元気なうちに実家の将来について家族で話し合いを行っておくことで、相続後のトラブルを防ぐことにつながります。また、不動産の活用方法や売却の可能性についても事前に検討しておくとよいでしょう。
まとめ
空き家を相続した場合、次のような理由から税金の負担が増える可能性があります。
- 相続税の対象となる。
- 固定資産税や都市計画税が毎年かかる。
- 管理状態によっては税制優遇が適用されなくなる。
そのため、空き家を相続した場合には、放置せずに早めに対応を検討することが重要です。
空き家の税金や相続に関する問題は、不動産や税務の知識が必要になることも多いため、状況に応じて弁護士や税理士などの専門家に相談することも検討するとよいでしょう。
