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交通事故のQ&A
警察の実況見分について、気をつけることはありますか?
警察は実況見分の結果を実況見分調書にまとめます。納得のいかない表現がある場合は、絶対にサインをしたりハンコを押したりしてはいけません。
サインや押印をしてしまうと、よっぽどの証拠がなければ覆すことができません。グレーな表現や不安が残る内容であるなら、サインをする前に弁護士に相談しましょう。
適切な損害賠償請求をするためにやるべきことはありますか?
ドライブレコーダーの映像を残しておくことは非常に重要です。
訴訟になった際には裁判所に提出しなければなりませんし、訴訟にまで発展しなくともドライブレコーダーの映像がなければ示談交渉で不利になりかねません。
トライブレコーダーは多くの方思っている以上にすぐに上書きされてしまいます。必ず交通事故直後にはSDカードを外し、バックアップを取っておきましょう。
また、現場の道路の状況は写真に撮っておきましょう。警察が撮影しているからといって安心はできません。警察は、当事者のために撮影しているわけではないため、写真を提供してはくれないのです。
ブレーキ痕などのタイヤの跡が残っているかどうかを証明するために、必ず撮影しておいてください。
被害者側であることを立証するためにするべきことは何ですか?
ドライブレコーダーの映像と事故現場の写真を残すことに加え、加害者側との会話は録音しておくことが大切です。
多くの場合、加害者は事故直後には謝罪をし、「自分が悪かった」などと話します。しかし、時間が経つと開き直ったり、少しでも賠償金を抑えるために否定するようになったりします。
最初に言ったことと変わっても追求できるよう、録音をしてください。可能であれば録画するとよりよいでしょう。
録音や録画の際には、前後に余白を残して、落ち着いて質問や受け答えをしましょう。脅して言わせたわけではないと証明することが重要だからです。
相手の了承を得て録音や録画をするのが望ましいですが、ご判断に悩まれた際は弁護士にご相談ください。
交通事故に遭ったら症状がなくても病院を受診するべきですか?
自覚症状がなくても、病院にいきましょう。なるべく当日中にいくことが望ましいです。交通事故の場合、あとになって症状が出てくることが少なくありません。自覚症状や見えるケガがなくても、ダメージを受けている可能性が高いのです。
すぐに病院に行かなければ、事故とケガとの因果関係を立証するのが難しくなり、適切な賠償を受けられません。
レントゲン検査などを受け、必要であれば医師の指示にしたがって必ず必要な期間通院してください。
後遺障害が残りました。賠償金額を増額してもらうことはできますか?
後遺障害が残った場合、障害の程度によって賠償金を支払ってもらうことができます。しかし、そのためには後遺障害等級認定を受ける必要があります。
後遺障害が残る場合は、認定を受けるまで示談書にサインしてしまわないことが大切です。あとから増額するのが困難なケースもあるからです。
適切な後遺障害等級認定を受けるためには、慎重な申請が必要です。医師の診断書を含め、弁護士と確認をしてから申請することで、より適切な認定を受けることができます。
後遺障害が残りそうな場合は、ご相談ください。