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弁護士に相談するタイミング【離婚】
配偶者の不貞行為を少しでも疑ったとき

まだ離婚をするかどうかわからなくても、配偶者の不貞を少しでも疑ったときは、なるべく早くご相談ください。
問い詰めたり、スマートフォンの中身を見たりしてしまう前にいらしていただけると安心です。なぜなら、配偶者に直接質問をしてしまうと相手が警戒し、証拠隠滅やよりバレにくい方法で不貞行為を続けるようになってしまうからです。
どれくらい証拠を集められたかが不貞行為での離婚を有利に進めるポイントになります。警戒されないよう、どのように上手に証拠を集めるか、弁護士と相談することが大切です。
不貞行為をされてしまった依頼者の方にとって最大限有利な解決をサポートできればと思います。
別居を考えはじめたとき
別居を考えはじめたときも、弁護士に相談するべき重要なタイミングです。不満やストレスが募っていても、なるべく別居前に相談に来ていただければと思います。
なぜなら、同居しているときでなければ収集できない情報や証拠がたくさんあるからです。
同居している状態であれば、預金通帳・給与・保険の情報や、株式投資をしているかどうか土地を持っているかどうかといったことを、郵便物などから把握することができます。しかし、別居してしまうと財産を上手に隠されるおそれがあるのです。
別居して隠されてしまったあとにでは、弁護士や裁判所が動いたとしても、それらの情報を見つけられないケースは少なくありません。
また、配偶者の不適切な行動によって別居を考えているようであれば、配偶者から自分自身や子どもに対する言動などを証拠として貯めておくことも重要です。
別居を考えはじめた時点でいらしてくだされば、ご相談者さまの状況に応じてどのような情報や証拠が必要かお伝えすることができ、有利に進められるよう収集することができます。
配偶者から離婚調停を申し立てられたとき
とくに男性からのご相談が多いタイミングとして、すでに妻から離婚調停を申し立てられた時点というのがあります。この場合もなるべく早くご相談にいらしてください。
たとえば、奥さまが専業主婦の場合であっても、フリマアプリやクラウドソーシングサービスなどで、一定の収入を得ている女性は少なくありません。離婚を考えはじめたときから、前もってそのような準備をしておく方も多いです。
自宅から奥さまの荷物がすべてなくなってしまうと、それらの情報や証拠を得ることができなくなってしまいます。
お一人でなんとかしようとせず、弁護士の力を借りて損をしない離婚を実現することが大切です。
なお、離婚調停が申し立てられる前に、配偶者から離婚の話が出てきた時点でご相談にいらしていただけるとより対策しやすくなります。
別居して10年以上経ってから離婚したいとき

5年や8年でも構いませんが、ある一定程度の長期間、配偶者と別居をしていて、ついに離婚がしたいというときも、弁護士に相談すべきタイミングです。
住宅ローンの支払いが終わった時点で、人生の区切りとしてやはり離婚をしようと考える夫婦が多く、長年別居していたために、すでに相手のマイナスな感情は持っていない方も少なくありません。
しかし、いざ離婚するとなると財産分与をしなければならず、改めて揉めてしまいやすいのが現実です。
基本的に財産分与の際の財産というのは、別居を開始した時点を基準に考えます。しかし、長く別居をしていた場合、当時の資料がほとんど残っていないケースが多く、揉める原因になりやすいのです。
また、年金も分割することになるため、簡単に離婚がまとまりづらい傾向にあります。
すでに別居していて離婚する可能性があるなら、なるべく早くご相談にいらしてください。